「ところで、あっちはどう」

社長が聞いてくれた。

ミス・ユニバースのことだ。


8月に日本大会です。
毎週自分をなだめすかしています。


と言ったら、

あーまだ悩んでるんだ。

と言って、プレッシャーの中で、いかにイメージすることが大切かを教えてくれた。



どんなに大変でも、


こんな大変だった、嬉しい。おもしろい。

あーこんな変な人いるんだ、ありがとう!


これを声に出して、大声で。


言うんだそうだ。


これが習慣化されたら、強いよ。


外部からの「つらい」「ネガティブな」「大変な」刺激を、”高性能トランスレーター”で「おもしろい」「楽しい」ポジティブな出来事に変換するんだそうだ。

・・・おそらく壮絶な物事の連続だったであろうから、出雲さんの言うそれらが、生半可な「大変さ」じゃなかったことはわかる。




自分を信じることがこんなに大変なんて、知らなかったんです。


わたしは思わず出雲さんにこう言っていた。


自分を信じてあげることが、これまででいちばん難しくなってしまっていて。


みんな、「出雲さんみたいに、能天気になりたい」っていうんだよ。
でも、ちょっと賢い人は、「じゃあ今日あったポジティブなこと書いてみます」とか言うんだけど、そんなんじゃ僕になれない。


背中をぐっと丸めて、出雲さんは続けた。

どんなに楽しくても、ネガティブでいたら、どんどんネガティブになる。


今の私には、ぐっとささった。

毎日、「自分を信じてあげるのが難しくなっちゃったなぁ」とばっかり考えていたからだ。

”高性能トランスレーター”で、「今日の楽しかったこと」を脳に言っていると、ほんとに起きて思い出したときそうなってるから。脳が本当に「嬉しい」と思っているから。そしてこれは習慣になる。


出雲さんはそう繰り返す。

わたしは、やっと、言葉を見つけた。

 
生存本能だったんでしょうね。

「そう。」といったときの出雲さんのやさしい表情が忘れられない。


この人、ただものじゃないんだ、と思った。


みんなに思われている以上に、人間レベルがすさまじい。




出雲さんは論語の本を3冊取り出した。

じゃあ、僕はこのあとのために15分くらい本読むから。

出雲さんには、「準備は大事」とも教えられてきた。

人に会う前の準備、話すときの準備、いかに人を楽しませるか。覚えてもらうか。



「失礼します」と小さく声をかけてドアを締めるときには、出雲さんはまっすぐ背筋を伸ばし、すでに論語の世界の中にいた。





ポジティブでいるには、ポジティブな人の周りにいないといけない、と思った。


自分を変えたいし、もっと長続きするエンジンを積んでずっと走りたい。



ネガティブになるのは、「大変」で慰めてほしいから。

根がかまってちゃんだから。


ポジティブチャレンジャーでいれば、きっともっとみんなにかまってもらえる。笑

こう思い込むことにした。



今日出会ったジョニーさんと、

たまたま話せた出雲さん。


ふたりのポジティブ思考のスピルオーバーを得て。

自分ハックをしたい。