興味があるのにやってないのは、興味がないのと一緒。
 

と、知人に言われました。


意志ではできない。
できるやつはとっくにやってっから。

と、ある編集者さんに言われました。



人生っていうプロジェクトでも、苦手なことは人に頼ればいいんだよ。
 

と、出会ったばかりの若い社長さんに言われました。
 
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4年間の留学生活最後のテストが、今年(2017年)の6月3日に終わりました。

就職先も決まっていたわたしは、翌年の4月まで晴れてフリーターです。


テストが終わる前までのわたしは、ブログを「やりたくても(時間がないから)できない」状態だと思っていました。

ブログ書く時間があるなら図書館で勉強しなきゃ、というわけです。

テストが終わったら好きなだけ更新するぞ!!と、ネタも溜まっていました。


ところが、6月3日にテストが終わってから、4ヶ月で更新したのは14記事。

  • 6月... 3記事
  • 7月... 7記事+co-media 
  • 8月... 2記事+Beyond Border 
  • 9月... 2記事
  • 書きかけ... 12記事(同期間)


散々なペースです。



授業もない、就活もない、バイトは週数時間。



どうして、「書きたいのに書けない」が起こるのか。


「晴れてフリーター」どころか全然曇りです。



本当は別に書きたくないんじゃない?と誰もが思うことでしょう。

義務のように思ってるからとか、心から好きなことじゃないからとか。



でも、純粋に書きたいんです。

なのにどうして?と自分でもずっと考えていました。



「夢ってなんだろう」「やりたいことってなんだろう」と考えると、先ほど「純粋に書きたい」と言ったけれど本当に純粋なのかすら、疑問に思えてきてしまいました。



「サッカーがしたい」ではなくて「プロサッカー選手になりたい」

「泳ぎたい」ではなくて「オリンピックに出たい」

「演技をしたい」ではなくて「テレビに出たい」

「走りたい」ではなくて「痩せたい」

みたいなことを「やりたいこと」と言っているだけなのかなぁと。


だから短期的な「楽さ」に負けてしまう。



「知りたい」から勉強する、

「本を読みたい」から本を読む、

「ヨガをしたい」から「ヨガをする」


これができている人にこの記事はまっったく必要ない。


でも人生そんなことだらけじゃないし、1日は24時間しかないし、人には向上心ってものも芽生えるけどエネルギーの要ることはしたくないときもある。


変化に抗わないでベッドでスマホをいじっているのはラクだから。

でも、そうやってがんばって「やりたい」ことって別に「やりたくないこと」をやってるわけじゃない。


「やりたいこと」というと語弊があるかもしれないので、最初にその意味だけ考えてみました。





大前研一さん曰く、

人間が変わるのに最も無意味なことは「決意を新たにすること」

なわけですが、学校で目標を書かされたり「新年の抱負」という文化があったりする中で育ったわたしは「決意を新たにする」ことだけは大得意。

「早起きする!」と決めてみたり、友達と目標を宣言するコミュニティを作ってみたり。

でも、続かないどころかまずできた試しがありません。


前置きが長くなりましたが、どうして「やりたいこと」ができないのか、自己分析結果と、それにまつわる人に言われたことを紹介します。


やりたいことができない理由(1)時間がありすぎるから


おそらく「大学に行って会社に入る」という人生パターンの多くの人にとっては「定年」まで経験しない、「どこにも所属していない時期」。

海外大学に進学したわたしにとっては2回目のフリーター期間です。

高校卒業から9月の渡英までの半年間と、今回6月の大学修了から4月の入社までの10ヶ月間。


そして発見したことといえば、暇になれば好きなことが思う存分できるかと思いきや、暇になる前よりやらないもんだということ。


人は自由になると不自由を求めるらしいです。

自由を使いこなせない。


テストが終わった次の日にわたしが書いていたことは、


とても贅沢な悩みだけど、自分で何か始めないと文字通り本当に何もしなくても誰も困らないし、何にも追われていない自由さというのはある意味とても不自由だ。
 

みたいなことです。


16年間の学業の中で、人からあれやれこれやれと指示されたり、受験やテストなど分かりやすい締め切りをもらうことに慣れ切ってしまっているんですね。


『定年後』という本を読んだのですが、そこにも同じような悩みが出てくる出てくる。



「定年になったら釣り三昧」と話していた先輩も、在職中より行かなくなったそうだ。
 



定年退職者は、辞めても週に何日かは拘束される時間がある方が安定できる」との総合商社OBの発言は至言だと思うのである。
 


このような虚無感は、40年間会社一筋になってしまう男の人にとても共感されるようです。

入社前の女子フリーター(23)が読みましたが、危機感とともに自分の考えを肯定してもらったような気がして、このタイミングで読んで良かったと思いました。






「好きなこと」もある意味制限された中でしかできない。

制限がなくなった瞬間、「好きなこと」も日々の中で取り掛かるきっかけを得られず、間延びしてしまうのです。


時間がないときは「時間がほしい」と誰もが思うけれど、時間があると「土日が嬉しいという感覚がうらやましい」とさえ思ってしまう。


「二兎を追う者は一兎をも得ず」というけれど、「二兎を追わなくては一兎も得ず」という人も実は多いのではないかと思っています。



わたしは「時間割がある」ことの有り難みをこの2回のフリーター期間で感じました。

そして自分が「二兎を追わないと何もできないタイプ」だということを学びました。


フリーランスや個人事業主として生きているすべての職業の人を尊敬します。

宅浪したひとも尊敬します。


自由すぎる時間が自分にとって苦手なことだと認識はできたものの、憧れるのはサラリーマンではない生き方をしている人。

「自分で仕事を取ってくる」「作り出す」という生き方を、フリーターをしながら、会社員をやりながら、学んでいきたいと思っています。



この項目についてわたしなりに解決(充実)したのは以下がきっかけ。
  1. 「就職前にやりたいことをやる」と意気込みつつ、暇でも結局何もしないと気づき、週3日働くようになった
  2. なんとなく隙間時間にやっていた別の仕事でも、締切が可視化した

ベースの「時間割」ができたことで、その隙間を埋めるように、背筋を伸ばし「好きなこと」に手を出せるようになったのではないかと思っています。


やりたいことができない理由(2)「好きなこと」は緊急度や即効性が低いから

今回のフリーター期間は、時間割のない日々だっただけでなく、「締切のない日々」でした。


人に締切を与えられたものはこなせるのに、ブログを書いたり自分でスケッチのように文章を書いたりすることが何故できないのか。


文章をコツコツ書いて「あぁでもないこうでもない」と日々書いていれば、筋トレのように鍛えられて力になるはずなのに、何故かできない。

ブログをコツコツ書いていればいずれ読者も増え、自分のものを読んでもらえる機会が増えて結果ちょっとしたインフルエンサーになれるかもしれないのに、速攻反応が返ってくるInstagramをやってフォロワーが増えた方がその日の自分は満足する。

いや、決して満足すらしていなかったはず。


夢に締切はありません。

スティーブ・ジョブズのように「今日が人生最後の日」と毎日思えればできないものもできるかもしれませんが、それはなかなか難しい。


夢は緊急ではないので、やらない方に流れてしまいます。





「今日何をするか」と考えたときに、優先度にまつわるこんな4象限があります。

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出典:日経メディアマーケティング

①(右上)重要かつ緊急:締切のある仕事
②(右下)重要だが緊急ではない:勉強、ジムや料理など健康維持
③(左上)重要ではないが緊急である:誘われた飲み会、付き合い
④(左下)重要でも緊急でもない:雑談、暇つぶし


何にとって「重要」かというと、自分の成長将来への必要度。

雑談が大事じゃないとは何事か!という話はおいておきます。

①が最優先、④は最悪やらなくても良いこと。


そして多くの人は、緊急度を優先し①→③→④という行動パターンをとる。


そこに仕事のできる人は、①のあとに緊急度の低い②をねじこみます。

②とは、「毎日コツコツやっていれば、いずれ力になるもの」や「将来糧になること」

「7つの習慣」にも似たようなことが書いてあるらしいです。


「誘われた飲み会より、勉強するの?」と現実的に考えると実践に移れないかもしれませんが、直接的に置き換えるのではなく、

飲み会にダラダラいるより、翌日の朝の勉強時間を確保するために早く帰る」みたいなことです。きっと。


自己啓発っぽくなってきたぞ。


とにかく、わたしはある本のこの部分に結構納得しました。

「毎日コツコツやるべきことは、『重要』なんだ」と。


でも、本を読んだり人の話を聞いて開眼して納得したからって、自分の生活にすぐに落とし込むのは「今日が人生最後の日」と毎日考えることと同じくらい難しい。


「どうやるか」ですが、結局「②に緊急性を持たせること」なんだなと思っています。



「やる」と決めるのではなく「やるシステム」を作ることに頭と時間をかける。

意志でできればとっくにやってっから」と意志を一蹴してくれた人が教えてくれました。

システムづくり。

環境作り。

締切作り。



「通信制の大学に行って『管理』してもらおうかな」

「渋谷の高いコワーキングスペースに通おうかな」

などと考えていました。



1ヶ月以上どうすればいいのかわからないでいるわたしの前に、それを現実的に実践している人が現れました。




インターン先で、とあるプロジェクトに向け進捗を報告するためのブログがあるのですが、先日わたしはそのブログ管理を任されてしまいました。

「ブログ管理お願いしたいんだけど。」と軽く言われ、「わかりました〜」と軽く返事。

内容は、原稿のWeb入れから投稿までと、ブログ記事の収拾などの雑務でした。

締切をわたしが設定して、彼にリマインダーをするところもわたしの仕事。



彼は忙しすぎてこの締切のないブログ更新を後回しにしがちだそうで、わたしに頼む時も「一人じゃ手が回らないことがわかったから」といました。


「意外と面倒くさそうだな」と思い始めたわたしが思ったことは、

「忙しいからって人に振ってるのかよー。こっちも忙しいんだよー。泣」

と、まぁ当たり前のようなことでした。


しかし彼がわたしもブログ管理の担当になった旨を人に説明するときに言ったのは、

締切ないとできないので、管理してもらうことにしました」。


締切がないとできないのはわたしだけではなかったのです!


そして「これがシステム作りを実践するってことか!!!」と開眼し、その日のうちにわたしも「緊張感のある相手で、かつ行動を理解してくれる人」に連絡をしました。


ただの仲が良い友達だと、おそらく甘えて締切日を守らなくなるのでダメです。



この項目についてわたしなりに解決(充実)したのは以下がきっかけ。

    • 「将来のため」やるべき緊急性の低いことにあえて緊急性を持たせることが行動につながると認識した
    • 人を巻き込み自分にも締切を課した

       

    やりたいことができない理由(3)夢はあっても、日々なにをすればいいかわからないから

    「やりたいこと」をやるために「早起きする!」と決めてみたはいいものの、続くわけもない。


    友人にも


    早寝早起きも、「出かけるまで2時間会ったら何かできる」だけじゃなくて、早く起きてから「何をするか」その都度具体的にイメージしてみたらどうだろう。
     


    と、ごもっとも過ぎることを言われていました。







    が、「やりたいこと」のために
    日常レベルで何をしたらいいかわからなかったのです。


    「これはひとえに勉強するしかない」と最近気がつきました。



    「自分のカフェを開きたい」と思っていたとして、「今日」すべきことは何なのか。

    ど素人にわかるわけがなかったんです。

    • まずすべきことは何か?
    • 全部のプロセスで必要なことは何か?
    • 全体で何ヶ月かかるのか?

    こうしたことが全くわからなかったので、まず「勉強しなきゃ」と本屋に足が向かったことがあり、これは「やりたいこと」でも同じだと気がつきました。


    また、ひたすら腕を磨くというのもあると思っています。

    カフェの例で言えば、料理を毎日するとか、イメージするカフェに近いお店に毎週行ってみるとか。


    別の友人には、

    この人は毎日30年間これを続けているよ

    質が低くても必ず毎週一つ作って人と見せ合うというコミュニティがあるよ


    とハッパをかけられました。



    この項目についてわたしなりに解決したのは以下の気づきがきっかけ。

    ・まず具体的に必要なことを把握するため勉強する
    ・本気なら定期的にできる

      まとめ


      【やりたいことができない理由

      1. 暇だから(時間割がないから)
      2. 「やりたいこと」に緊急性も即効性もないから(締切がないから)
      3. 夢はあってもそのために「今」やるべきことがわからないから


      【「やる」環境作り
      1. 時間割を作る=管理 
      2. 信頼できるコミュニティを作る=締切
      3. 勉強する

      おわりに



      ちなみに、わたしが勢いよく働き始められた理由のもう一つは、「革命のファンファーレ」を読んだことです。

      あの本の終わり方。


      僕は間も無くこの本を書き終える

      そして直後に次の行動を起こす
      君は間も無くこの本を読み終える
      さあ!何をする?
      頑張って下さい!応援してます!
       


      本気で「
      西野さんに応援してもらった」と思いました。

      わたしが覚えているのは、最後の一文字までを読み、まず放っぽっていた雑務(洗濯物干しと食器洗い)を目にも留まらぬ速さで終わらせ、食事もそこそこにみなぎるやる気を電車中に撒き散らしながら「◯時までに行けばいいや」と思っていたオフィスに行ってやるべきことをやり始められたことです。


      刺さる人にはメチャクチャ刺さる本です。

      一読でファンになりました。







      この記事を書いたのは他人を啓発するためではありません。

      自分がここ数ヶ月で学んだことをまとめてみたかったのです。


      そして「やりたいこと」の1つです。

      締切は5時間過ぎてしまいましたが、ひとまず投稿できそうです。

      これからもがんばります。