イギリスの大学をもうすぐ卒業するユキです。

10行プロフィール+α



イーストアングリア大学というところで、国際開発学という【国際協力・途上国開発】に関わりの深い学問をやっていました。

「やっていました」と過去形なのも、昨日ようやく最後のテストをもって学部課程を全て終えたためです。

サバイブしたぜ。


ー3週間にわたるテスト勉強と、3時間にわたるテストを終えて


もうイマドキ留学なんて珍しくないって言われているし、年代的にも時代的にも海外へのハードルは下がっているのはもちろんだと思うのですが、そうではなくて。

自分の人生の中で、4年間 異国で生き抜いたということは自分にとっての財産です。


生き抜いたって大げさかな。

大変なこと成し遂げましたアピールかもしれません。

まぁ少し話をさせてよ。


「生き抜いた」っていうのは例えば、論文やプレゼンで評価を得ること。

教授に評価されるっていうのは、嬉しいです。

だってネイティブが全員いい成績なわけじゃないから、自分が何かプラスで積み上げられたんだなって思えるから。


例えば、「えい」ってエネルギーを出してコミュニティに入ること。行き続けること。

そこでできた友達が誕生日パーティーに来てくれるのは嬉しいです。

Facebookのイイネやメッセージよりずっと自分に労力をかけてくれてるっていうことだから。


いろんなイベントに関わったり役割をもらったり、いろんな賞や奨学金をもらったり、忙しくしていられたのも自分らしくあれたんだと思う。

就活でも散々言っていたことだけど、「異国だから」と縮こまらずに、「留学」じゃなくてそのままの自分の人生に近いものをイギリスに持ち込むことができたと思っている。

IMG_9048

でも、書ききれないほどネガティブなことがある。

ここ最近はエネルギーが切れていたし、

成績が思うようにとれなかったこともあるし、

人間関係で心地悪い思いをしたこともたくさんあるし、

英語で悔しい思いをしたこともたっっくさんあるから、

「財産です」と言うしかなく、「誇りです」って言い切れないところがある。


日本の友達の「最高の同期!」とかは、見ていてうらやましかった。


わたしの中で英語や人間関係に関しては壁が残っていて、それを残したまま帰るのは悔しいです。

4年間、壁を取り壊しながら進んでいたとすると、最後は目の前をクリアにして通り抜けたかった。

でも、選んだ道に立っていた最後の壁は分厚かった。


一度その障壁は乗り越えたと思ったんだけど、

完全に壊しきれてない部分が見えていなくて、

そこから壁が再生されてしまって、

後ろを振り返ったときにはもっと大きくなってた。


でも、もう体力も精神力も限界で、戻って壊しに行かなくてももう通り過ぎちゃったし、そのままにして卒業を迎えようとしている。

放っておいたら数年後にはもっと大きくなっちゃうんだろう。


あの壁の残りは見えていなかったのか、気づいていたけど気にしていなかったのか。

どちらにせよそこが後で仇になるなんて想像はついていなかった。


グループワーク、クリア。

プレゼン、クリア。

オーケストラ、クリア。

バイト、クリア。

フィールドワーク、クリア。

サッカー部、クリア。

サッカー部とのクロアチア旅行、…。


一言で言えば、旅行は難しかった。

練習やクラブじゃない場所で、朝から晩まで一緒にいて、何を話せばいいのかわからなくなって、何か言われても分からなかったりした。

表面的には何も起こっていないけど、ただただ馴染めず、お酒がないと緊張してろくに喋れなかった。

完全にコミュ障でした。

緊張せずに話せる仲が良い子があんまり行かないのに、最後の挑戦って思って行ったのが間違いでした。笑

いや、後悔はしてないけどさ。

そのせいでサッカー部に行くのが怖くなってしまって、旅行後最初の練習なんて、行こうとしたけど引き返してきちゃったもんね。


それが、残してきちゃった壁です。

クラブに頑張って一緒にたくさん行ってだんだん馴染めてきてたと思ったら、緊張がとり切れてなかった。

英語もあんなにできなかったっけってなった。

未だに英語が完璧じゃないのは重々わかってたけど、それがあんな風に緊張に現れるなんて思ってなかった。

ていうかそもそも遊びも「頑張って」行ってたのに、旅行になったらラクになるわけがなかった。

旅行はクラブに行くメンバーの倍以上の人数だったし、精神的に1人対20人みたいな気分だった。


旅行が終わってからは、「頑張る」ことをやめて、なんで人間関係であんなに緊張しなきゃいけないんだ、って開き直って、もう日本人ばっかりといます。

わたしは日本人だし、1番リラックスできるのはどうしても日本語だし、誰にも何も強要なんてされてない。

4年間のうちのたった6日間だったけれど、学生の最後の最後に

学校や行事ってみんなが大好きなものなんじゃないんだ」って気がつけたこと。

本当によかったです。


旅行後もう少しがんばってたサッカー部も、ここ1か月近くはほとんど行かなくなってしまった。

コースの子とかバイトの子とか、サッカー部でも誘ってくれるような近しい人としか話していません。

もうそれでいいんだ。


おとなしく日本に帰ります。


とにかくプラスもマイナスも「財産」として受け入れるんだと思います。


話は変わって。


7歳から23歳まで16年間、学校に通わせてもらいました。

字を習って、宿題やって、テストやって、高校受験やって、英語勉強して、大学では論文書いて書いて書いて。


それが昨日終わった。

16年間人生の主流だったことが、昨日終わった。

同じ大学で哲学を専攻していた日本人の友達の言葉を借りれば、

「卒業式の自分は想像したことがあったけれど、課題を全て終えたその日の自分は想像していなかった」。

なので、今は何も頭に浮かびません。


学業に限れば、壁というより目の前のドアを開け続けてきた。

何年も何年も、永遠に連なるドアをぜんぶ開けるために走り続けてきて、ドアが開いたら次へ、また次へ、ってやってきたのに、最後のドアを開けたら唐突に何もない空間に放り出され、次のドアはどこ…?ってなっている状態。

もう何も探さなくていいのに。もう全部終わってしまったのに。

これからどこへ行けばいいのでしょうか。


とりあえず今朝は部屋を少し片付け、バイトに行ってきました。

久しぶりに座ってものを書く時間をとることができました。

夜はパーティーです。


この、目の前に何もないというのはある意味幸せなのかもしれません。

そして、この空間のことはそのうち忘れてしまうでしょう。


そういえば今日、その Emptiness わかるよー と言われたな。

これを虚無感と呼ぶのかもしれない。

なるほど…。何もない。





一記事にまとまりなくただただ書いたけれど、留学と学業が終わった日にこうやって出てきたことなんて、きっと今書かなきゃ済まないことなんだと思ったのでとにかく全部書きましたとさ。

すべてが、言い訳。それでいいのさ~